FUKUDA SEMINAR
クリエイティブ卒研
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ゼミで積み上げた経験を土台にし、あなたの問いをあなただけのカタチに。
ZINE、動画、展覧会……様々なフォーマットで作られた成果物が多数。
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卒業研究を「作品」に!
ひとつ上の「百讀」のところでも書きましたが、福田ゼミでは、3年次の一年間で「基礎的な研究能力が身についた」と認められた場合に、論文とは異なる形式で卒業研究に取り組むことができます。この「クリエイティブ卒業研究」は「百讀」とは違って文字通りの学術研究ですが、それをアウトプットする際のフォーマットを自分自身で選択することができる、というもの。
これまで実際に制作されたものとしては、例えば「拡張現実/仮想現実」をテーマに研究を行なった人たちが、論文ではなくYouTube風の解説動画を作成し、それを成果物として提出したことがあります。複数の学術書を精読し、内容についての正しい理解を自分の言葉でまとめる力が身についていることは前提ですが、逆にいうと、そうした基礎的な能力が身についていさえすれば、自分たちの選んだテーマにより相応しいフォーマットを自分たちで選択できた方が面白いですよね。じっさい、「拡張現実」や「仮想現実」を論じるならば、文字と静止画しか使えない論文よりも、いろんなゲームやアプリを実際に動かしている様子を取り込める「動画」という形式の方が、はるかに高い説得力を生み出すことができます。「ふつうと少し違う」からといって、遠慮する必要はありません! 福田先生は、こうした意味での挑戦を、ものすごく積極的に評価してくれます。
その他にも、次のような「クリエイティブ卒業研究」の例が実際に提出されています。
★「ZINE制作」:ZINEとは、自分たちの手で作り上げた(DIY)した冊子のこと。普通は数ページ、多くても数十ページですが、この成果物の場合はけっこうな大人数で取り組んだため、結果的に200ページを超える大部となりました。テーマは「日本の90年代カルチャー」。まさしく「百讀」的な知識量をもったメンバーが揃っていたため、広告、ファッション、音楽、オタク・カルチャーなどを対象に、非常にハイレベルな論考が多数寄せられました。教員も一緒になってAdobeのInDesign(=本格的な編集ソフト)をイチから勉強したのがいい思い出。
★「〈映画のショット分析ガイドブック〉の制作」:在学中から映像制作を行ない、古今東西の映画に精通したゼミ生が手がけた、映画のショットの文法書。フレーム・レートや被写界深度といった技術的解説にはじまり、さまざまなショットのサイズやアングル設定がもたらす効果が、豊富な実例をもとにまとめられています。提出はやはりZINE形式。本人の解説能力がとても高かったので、当のZINEを「副読本」にした動画やPodcastが実現したらいっそうおもしろかった?(……が、こちらはたったひとりで実現した作業なので、十分すぎるくらいよくやったと思います。)
★「メディア・アート展の実施」:信じられないかもしれませんが、ゼミ生がたった数名でアートの展覧会を実現したこともあります。アカデミック・シアターのACTプロジェクトから認可を受け、あの大きな実学ホールをまる二日間借り切って、極めて規模の大きなメディア・アート展を開催しました。ざっくりいうと、淀川水系の淡水魚の生態に対する関心を呼び起こそうとすることをテーマにしたものですが、よくある啓発型の展示ではまったくなく、このゼミならではのメディア論的関心をもとに、スマートフォン&イヤフォンというガジェットのポテンシャルを最大活用した、キレキレのメディア・アートが炸裂しました。(企画の中心となったゼミ生は、現在アート系の大学院に進んで活躍中。)学外のメディアからも反応があり、こんな記事を書いてくれたりしていますので、ぜひ皆さんも読んでみてください。
いかがだったっでしょうか?? 文章だけでは伝わらないところが大いにあると思いますので、「もっと知りたい!!」と思った人は、ゼミ相談週間にぜひ研究室までお越しください。実物等をお見せします。