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僕だけの現代アート研究

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現代アートの沼にハマった僕はこの好奇心を探求せずにはいられなかった。 

みんなとは一味違う研究へと踏み込んだ先にあったのは? 

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​僕だけの現代アート研究

「現代アートとか研究できるゼミないかなぁ。入る学部ミスったかもなー。」

ゼミ選考の時の僕の心境です(笑)。というのも、留学先で訪れた美術館で現代アートを目にしてから不思議とその魅力に取り憑かれてしまっていたのです。それ以前は、現代アートって意味不明なだけじゃね? 派の人間だったのですが、心機一転、のめり込むように情報収集するようになりました。しかし国際学部に所属している以上、当然ながら国際問題や語学に関するゼミが主流になるわけで……、研究したいテーマを扱うゼミが見つからないことに焦りを感じていました。そして冒頭の言葉に戻ります。

ある日の福田先生の入門講義の終わりに、たまたまレポートの話題になったことで衝撃の事実が発覚したんです。

「僕、シュルレアリスムまわりのものとか、サウンド関係のものなら、現代アートの指導できますよ。」

先生の口から出た言葉に驚きが隠せませんでした。現代アートに興味があることを伝えると「それならウチのゼミで研究しなよ」という旨のお話をしていただけました。その時点で僕は福田ゼミへの所属を決意しました。

実際にゼミに入ってから僕以外に現代アートをメインに研究を進めたい学生はいませんでしたが、人と違うことをやるのは嫌いじゃなかった。だからこそ奮起できたのかもしれません。さまざまな書籍を手に取っては自分なりの解釈と専門家による解釈を行ったり来たり、そんなことを繰り返すうち、現代アートの奥深さを感じるようになりました。これは研究過程で身につけた、情報整理の精度の高さや広い思考の可動域の上に成り立つもので、僕自身の努力の賜物であると胸を張って言えます。

マルセル・デュシャンの『泉』という作品をご存知でしょうか。よければググってみてください。横倒しされたトイレの男性用便器に『R.Matt』と署名がなされた作品です。この作品のレプリカの一つは過去に約二億円の価値がついています。もはや作品かコレ?と思うようなアートの一つなんですがどういう意図が込められていると思いますか……?
これ実は未だ一つの正解ってないんですよね。僕はここを魅力に感じています。その作品が誕生した時代に存在したメディアや考え方を、芸術の鑑賞にどう用いるかによって解釈は大きく変化しうる。そこに秘められた可能性に僕はどうしても惹かれてしまうのです。

たとえ研究をしているのは一人だとしても、他と変わらず先生からのサポートは手厚い。こちらの熱量にしっかりと応えて然るべきサポートを享受してくださる先生がいます。少なくとも僕は、このゼミで現代アートを夢中で研究できたことが、大学生としての実りの一つだと思います。少し風変わりなテーマであっても諦めないでください。納得いくまで研究し大学での学びを得てほしいと、そう思っています。

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