top of page

「何者」かではなく、「自分」でいたい

10

自分には何もない。そう思っていた私が、福田ゼミという場所で「灯火」を見つけるまで。まだ模索中のあなたにこそ、読んでほしい。

SCROLL ↓

​「何者」かではなく、「自分」でいたい

ゼミに入る前、私は「得意なことも専門もない、けれど何者かになりたい」と願う、そんな学生でした。たまたま見つけた福田ゼミの体験授業に参加し、そこで私は衝撃を受けました。そこにいた先輩方は、映画やアニメ、音楽に思想など、自分の「好き」を堂々と語る、そんな人たちでした。こんなにおもしろく、芯のある人たちと一緒にいれば、自分も変われるのではないか━━そんな動機からゼミへの参加を決めました。けれど、ゼミに入ってすぐに気づかされました。先輩たちは、はじめから特別だったのではなく、福田ゼミという場でとにかく考え、挑み、研鑽を重ねて今があるのだと。

このゼミでの学びは、まず「本に触れること」から始まります。図書館という本の森に入り、どんな本があるのか手探りで歩きます。そこから自分の興味を広げ、そこで見つけた「好き」があなたの道を照らす「灯火」になります。本を読み、興味を広げ、何かを企画、試行錯誤しながら言語化し、それを仲間や先生にぶつけてフィードバックを得る━━そんな学びの循環がここにはあります。私も、とにかく「やってみる」ことを大切にして課題に取り組みました。やはり初めはうまくいきませんでした。頭の中に浮かんだアイデアは形にならず、ただ消えていくばかり。それでも先生にたくさん相談しながら、小さな挑戦と気づきを繰り返しました。そのうち、少しずつ自分が変わっていきました。物事を多角的に見る視点が持てるようになり、人に何かを伝える力も少しずつ磨かれました。そして何より、挑戦することが怖くなくなったのです。私は一度大学を休学し、グラフィックデザインを学ぶための時間を選びました。ゼミで培った「灯火」が、私の暗く孤独な時間を支えてくれました。今では、まだ拙いながらもデザインの依頼を受けることができるようになりました。ゼミでの経験は、私の人生に確かな輪郭と色を与えてくれました。

これからゼミを選ぶあなたへ。誰かに憧れて、その人のようになりたいと思うかもしれません。でも、あなたの人生は誰かの代わりではありません。自分の人生の主人公は、あなただけです。福田ゼミという舞台で、自分にしかできない挑戦を、ぜひ全力でしてみてください。

TOPICS​

​ゼミ体験談

bottom of page